2025_03

title:大賛辞勢塊堆線層

material:キャンバス、アクリル絵具、アクリルメディウム

2025.11.10

本作は、超架空的なICBMを撃ち込んだ後の爆心地を、
絵具による3Dの点・線・層で再構築した表現である。政治的・宗教的・民族的な「輪郭=国境/酷境」を、
国獣や敵対国のシンボルをノーズアートとして描くことで、視覚的に浮かび上がらせている。
ノーズアートに用いた色は、金・銀・銅・白・黒の5色のみ。鉱物色で構成されたこれらは、戦争・資源・暴力・差別の象徴でもある。
さらに「武器を箒に変える」というユーモラスで皮肉な要素は、戦闘性の否定と意識の転換を示唆する。
点→線→面→層という物質の変化の流れは、時間・死・循環・宇宙へと拡張される。
これは、身体からの解放、意識の次元への移行という“死”の詩的再定義である。
本作は、視覚表現による“戦争の構造”の解体と、“人間存在”の再構築を試みたものだ。