title:kyodan
material:コンクリート × モデルガン
2004.10.10
モデルガンショップで中古の銃をしこたま買い込んだ。ゼロ戦を埋めた作品のように、銃を戦場の廃墟のように形づくったモルタルの中に銃口だけ残して埋没させた。それを載せる台は漆で塗られた木の箱である。漆は本来、傷ついた樹木の防衛をする。そのからだを守り傷口をふさぐ。箱に載せられた銃を含んだモルタルの塊、その全体像はなにか戦闘的なロボットのように見えるはずである。その数は、現在私が勤める高等学校の1クラスの人数である。銃口の高さは、生徒が座る顔の高さになっている。それを正面からみると不気味な表情が備わっているように見えると思う。引金はモルタルで固められているので銃の機能は成さないが、銃口を正面から突きつけられては気持ちのいいものではないだろう。その前で、何を感じ、思考するか、それが楽しみである。そして背後に周った時にはどうか? 土台の箱は銃弾の貯金箱になっている。銃弾が貫通した様な穴から未使用の銃弾を入れられるようにした。銃社会アメリカの適切な場所に置いてもらい銃弾貯金箱として使って頂くことを願う。銃弾で一杯になったら作品ごと爆破すれば良い。すぐに思いつくと思うが、タイトルのkyodanは教壇、凶弾、教団がかけられている。